いらなくなったビラで再生紙を作ろう

実験動画, 自由研究

新型コロナウィルスの影響で3、4月のイベントが中止になり、ビラが大量に余ってしましました。

ということで、このビラの使い道を募集したところ、たくさんの使い道を教えていただきました。

その中にこのビラを使って紙を作ってはどうでしょうか?というご提案をいただきましたので、早速作ってみました。

今回はそのやり方をご紹介しますので、ぜひ皆様もチャレンジしてみて下さい。

動画⇩

1.紙ってなに?

紙とは広い定義で言えば、植物、鉱物、金属、動物、合成樹脂などの細い繊維を絡ませて薄く平らに伸ばしたものですが、一般的には植物由来の繊維を原料としたものが紙と言われています。

植物は動物細胞とは異なり、細胞壁を持っています。この細胞壁はセルロース、ヘミセルロース、リグニンからできており、複合体として成り立っているのです。

紙にするにはアルカリ性の液体でヘミセルロースやリグニンなどを溶かし、セルロースの繊維にします。この繊維はパルプと呼ばれ、パルプを絡ませて固めることで紙としているのです。

セルロースは水素結合を形成し、お互いにくっつくことで固まります。そのため、水には弱いというのが紙の特徴というわけです。

2.準備するもの

準備するものは以下のものです。

・いらないビラ

・空のペットボトル

・水200 mL (ビラの量によって増やしてください)

・水切りネット

・容器

これだけ揃えることができれば、再生紙を作ることはできます。

3.作り方

①まずはビラを細かくちぎってペットボトルに入れていきましょう。トイレットペーパーなどで作るのであれば、そんなに細かくちぎらなくても大丈夫ですが、ビラは防水加工されている場合があるので、しっかりちぎった方が良いです。

②ペットボトルに水を入れていきましょう。ちぎったビラが水に漬かるくらいが理想です。あまり水を入れ過ぎてしまうと、振りにくくなるのでペットボトルの1/3程度の量にしておくのが良いでしょう。

③それでは、ペットボトルをふっていきましょう。振っていくとドロドロの状態になっていきます。水素結合によって固まっていた繊維が、外れてパルプになっていったのです。

④水切りネットを容器にピンと張りましょう。ピンと張っておいた方が綺麗なものができますよ。容器が無くてもシンクに水切りネットをひいて、直接やっても問題はありません。

⑤水切りネットのところにドロドロのパルプを流していきます。この時に注意しなければいけないのは水分で膨らんでいるため、薄くし過ぎると想像以上に薄くなってしまうということ、何回か挑戦して自分の思う厚さを見つけてください。また、隙間が無いようにしないと穴あきになってしまいます。

⑥伸ばした紙を乾かしましょう。キッチンペーパーなどで水気をふき取り、干しておきます。早く紙を完成させたい!という方はアイロンなどを使うとすぐに乾かすことができますよ。

文章で分かりにくいところは上の動画と合わせて確認してみて下さい。

3.さいごに

作った紙に文字を書いてみました。うーん文字を書く紙としては使いにくいですねwこれもご提案をいただいたのですが、コースターなどを作るのが良いかもしれませんね。

紙は私たちの生活には欠かせないものであり、身の回りにもたくさんあるはずです。そして、その中にはいらなくなった紙もたくさんあると思います。

ぜひ、いらなくなったいろいろな種類の紙で再生紙を作ることに挑戦してみて下さい。どんな質感になるのか?どんな特徴があるのか?

それぞれをまとめてみるのも自由研究として面白いのではないのでしょうか。後は自分で考えて工夫してみて下さい。もし、質問などがあればお問い合わせからお気軽にご相談ください。