レンジでたまご!?電子レンジの仕組みを簡単に解説

2018年11月2日食品の科学

電子レンジでゆでたまごを、作ろうと思ったことはありますか?

色々と工夫すれば、ゆでたまごはできます。

しかし、そのまま卵を突っ込むと、大変なことが起きてしまいますよね。

もう、このブログの題名の答えを、いきなり言っちゃいましょう。

そのまま卵をレンジでチンしてしまうと、卵は爆発しちゃいます。

電子レンジが壊れる可能性もありますし、大変危険なので絶対にやってはいけません。

それでも電子レンジでゆでたまごが作りたいんだ!

そんな方でも、そのまま突っ込むのではなく、工夫すればちゃんと電子レンジでもゆで卵はできます。

一般的によく知られている方法としては、卵をアルミホイルで包み、マグカップに水と共に入れ、上からラップをかけてチンするといったことではないでしょうか?

これなら卵を爆発させることなく、ゆでたまごにすることができます。

ただ、アルミホイルは単体で電子レンジに入れてしまうと、ご存知のように火花を散らしてしまう可能性があります。

この方法を使う際には、アルミホイルで包んだ卵が、完全に水につかっていなければいけません。

これは、水があるおかげで絶縁体である空気には電流が流れず、火花が散るのを防いでくれているからです。

また、アルミホイルを使うので、危険が全く無いわけではありません。

アルミホイルが水から出てしまっていると火花が散り、卵単体を入れる時よりもはるかに危険なので、やっぱり、無理に電子レンジでゆでたまごを作ろうとしない方が、良いのかもしれませんね。

しかし、それでもリスクを犯しても電子レンジでたまごが作りたいんだという方!

世の中には、電子レンジでゆでたまごが簡単にできるゆでたまごメーカーも販売されています。

これなら安心して電子レンジでもゆで卵ができますね!

今やこのゆでたまごメーカーは、100円ショップにも売っていますので購入してみてはいかがでしょうか。

いやいや、本当に100円ショップには何でもありますよね。

私もとてもお世話になっています。

話がだいぶ脱線してしまいましたが、戻りましょう!

ではなぜ、卵はそのままでは電子レンジでそのままチンできないのか?

なぜ爆発してしまうのか?

なぜアルミホイルで包むと爆発が防げるのか?

疑問の連発になっちゃってますが、今回はそれぞれ解説していきたいと思います。

その答えを知るにはまず、電子レンジの仕組みについて理解しなければいけません。

どうやって電子レンジは食べ物を温めているのでしょうか????

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1.電子レンジがものを温めれる理由

なぜ、電子レンジは食べ物を温めることができるのでしょうか?

電子レンジは電磁波の一種であるマイクロ波を利用して物を温めているのです。

電磁波とは、私たちが見ることのできない光の一種です。

簡単に言えば、電子レンジは光でものを温めているということになります。

このマイクロ波は、食品中の水分子だけを振動させます。

そして、その振動は周りの分子にさらに運動をもたらし、その運動が熱になるのです。

つまり、この振動による熱が、食べ物を温めているということになります。

いやいやまったくわかんねーぜ。

そもそもなんで水分子はマイクロ波を当てたら振動するんだよ?

光なんだろ!?と思われるはずです。

ここからはちょっと崩しながら、かつ専門的にいきます。

水分子は、
H₂O
ということをご存知ですよね。

立体的に見れば、くの字に曲がった構造をしています。

この曲がりの構造によって水の電荷には偏りができるのです。

このように電荷の偏りがある分子を『極性分子』と呼んでいます。

水素原子はプラスの電荷を持ち、酸素原子はマイナスの電荷を持っていますよね。

酸素単体では2マイナス、水素は1プラス。

単純にそのせいで、電荷に偏りができるイメージです。

なので、下のように水分子にはプラス側とマイナス側が存在するのです。

電子レンジに入れ、物にマイクロ波を当てると、ばらばらだった水分子は電場の向きへと一斉に方向を揃えます。

電子レンジのマイクロ波の周波数は2.45GHzであり、水はこのマイクロ波があたると、1秒間に24億5千万回方向を入れ変えることになるのです。

つまり、マイクロ波によって、1秒間に水分子が数えきれないほど反転を繰り返し振動するので、熱が発生し、食べ物が温まるというわけです。

簡単に言えば、マイクロ波が当たることで、水分子がものすごい勢いで向く方向を繰り返し変えていることによる摩擦で温まっていたんですね。

あっち向いたりこっち向いたり水分子も大変ですね(汗)

電子レンジが食べ物を温める原理について、少しでもお分かりいただけたのではないでしょうか。

それでは、たまごをレンジで温めるとどのようなことが起こるのでしょうか?

やってみましょう!

2.たまごを電子レンジでチン

では、たまごを電子レンジに入れたとしましょう。

どきどきわくわくですね!

電子レンジから出てきたマイクロ波は殻を通り抜け、もちろんたまごの水分子を振動させます。

マイクロ波の影響で卵の水分子は振動するというわけですね。

もちろん、卵の水分子は、もの凄い勢いで繰り返し方向を変えるので熱が発生します。

この時、熱のせいで、水は温められどんどん膨らもう!となります。

温度が上がれば、水を温めるとお湯の方が体積が増えるのと同じで、その分エネルギーが増すので、さらに膨らもうとするのです。

しかし、殻がそれを押さえつけてしまうため、内側の圧力がどんどんどんどん上昇していきます。

圧力が上がれば水の沸点は上昇し、100℃を超えても水のままです。

本来なら100℃だったら水蒸気ですよね?

簡単に言うと、卵の殻に押さえつけられてるので、水は外にいきたくてもいけない!

エネルギーが有り余って広がりたいのに広がれない、水蒸気になりたくてもなれない感じですね。

苦しそうな水分子たちです。

そして、その圧力に殻が絶えれなくなった時、悲劇が訪れます。

その通りです。

温度は100℃以上です!

一気に水が気体へと変わります!

パーン!!!

水蒸気爆発というやつです。

たまごをそのままチンしてしまうと、悲惨なことに水蒸気爆発によって飛び散ってしまうというわけです。

大変危険ですので、実験だからと言ってレンジで卵をそのまま温めないでくださいね。

3.さいごに

一般的に知られてるアルミホイルで覆う手法は、アルミホイルがマイクロ波を通さないので、卵内の水分を直接温めているわけではありません。

マグカップに入れた水が振動によって温まり、熱の伝達によってゆでたまごが完成するということです。

つまり、湯がいているのだから、鍋でやるのと同じですよね。

ちなみにゆでたまごメーカーも同じく、マイクロ波を遮断することで、直接卵に当たらないようにしているそうです。

この話を知ってもなお、そのままレンジでゆでたまごを作ろうとしないでくださいね。

また、電子レンジの扉はマイクロ波を遮断するように作られているので、電子レンジのそばにいても安全です。

人間の水分子が揺れだしたらえらいことですよね。

圧力と沸点の関係は⇩で紹介しています。

ぜひ!一緒に読んでみて下さい!