『ワンダー君は太陽』トリーチャー・コリンズ症候群とは

2018年9月11日

先日、『ワンダー君は太陽』という映画を観てきました。

CMを見た時から涙が止まらなそうな映画だなと思っていたわけなんですが、案の定、涙が止まりませんでした。

最近特に涙腺が緩くてこういう感動系の映画を観るとボロボロ泣いてしまうのですが、皆さんはどうでしょうか?

大人になった方が子供の頃よりも涙腺が弱くなる方が多いようで、人生で様々な経験を積んだ大人だからとか色々と説がありますよね。

その1つに涙腺が弱い人は器が大きいというのがありまして、何の根拠もありませんが、私はそれを採用しようと思います。

とまぁ冗談はそれくらいにしておいて、映画の話題に戻りましょう。

今回は『ワンダー君は太陽』を主題とし、お話を進めていこうと思います。

1.ワンダー君は太陽

『ワンダー君は太陽』は2012年に販売された「ワンダー」という小説が原作となっている映画であり、実話と思いきや残念ながらフィクションです。

しかし、主人公オギーが患っている病気は現実に存在し、「トリーチャー・コリンズ症候群」と呼ばれているのです。

また、あのプリティーウーマンで有名なジュリア・ロバーツが母親役ということで非常に話題になった映画でもありますよね。

まずは、映画のあらすじをご紹介しましょう。

オギーは生まれながらにして難病を患い、人とは違う顔を見せるのが嫌だったので外に出る時はいつも宇宙服のヘルメットをかぶり人に見られないようにしていました。

ずっとふさぎ込んでいたそんなある日、お母さんの計らいで小学校に通うということになります。

オギーが学校でどのような立ち位置となるのか、お姉ちゃん、友達、お姉ちゃんの友達のそれぞれの物語がオギーを中心(太陽)として進んで行きます。

また、オギーの気持ちだけではなく、周りの人間たちの視点でも描かれており、とても面白い作品になっていると思います。

ぜひ皆様も見ていただきたい作品です。

2.トリーチャー・コリンズ症候群

主人公オギーが患っている病名は先ほども申し上げた通り『トリーチャー・コリンズ症候群』と言われています。

この病気は遺伝子の突然変異によるもので、1900年イギリスの外科医エドワード・トリーチャー・コリンズによって初めて詳しく発表された病気です。

また、「TCOF1」という遺伝子の突然変異が原因とされていますが、この疾患を患う5~10%の患者にはこの遺伝子の変異が見られないため、まだまだ研究が必要な遺伝子疾患となっています。

症状としては目の垂れ下がり、下顎が短い、難聴、頬骨の不形成、耳の奇形化などが見られます。

映画でもありますが、生まれてから何度も手術が必要となる難病なのです。

3.遺伝子疾患の治療

遺伝子の突然変異による病気は治療がとても難しいとされています。

なぜならDNAは全身の細胞の核に含まれているので、その全てを変異が起きていない状態に書き変えることは不可能だからです。

しかし最近、治療が難しいと言われていた遺伝子疾患を緩和させることができるようになりつつあるのです。

一体どんな方法なのか。

まず、骨髄の幹細胞を取りだし、そこにウィルスをベクター(運び屋)として変異が起きていない遺伝子を導入します。

そして、しばらく培養し、もう一度患者の体へと戻すのです。

すると、正常な酵素を作れるようになり、症状が緩和されていくそうです。

以前ブログでも紹介しましたようにDNAとは、私たちの情報が書かれている設計図のようなもので、その設計図を読み取ってタンパク質が合成されます。

詳しくは⇩

遺伝子検査などで話題のDNAとは?簡単に解説!

その遺伝子に突然変異が起こり、必要なタンパク質が合成できなくなるため、病気が発症してしまうのです。

なので、最新の治療は強引にも新たに必要なタンパク質=酵素を合成する遺伝子を入れちゃおうという作戦なわけですね。

これから遺伝子疾患の治療がどんどん発達し、一人でも多くの方が救われることを祈っています。

4.さいごに

まだ『ワンダー君は太陽』見ていない方はまだ劇場でもやっているはずなので、ぜひみてみてください!

この映画はもっと頑張らなくちゃ!何だってできるんだ!のようにすごくやる気をもらえる映画です。

自分を信じてまっすぐ進めば、人はちゃんとついてきてくれると思います。

私もひたすら前へと進んで行こうとやる気に満ち溢れているので、これからもブログ、Youtube共々よろしくお願いします。

小説版⇩