台風に向かって進み続けた!!茨城~奈良ママチャリの旅!その1~旅立ち~

2018年9月10日自転車の旅

今現在、仕事を辞めてから当科学のブログを立ち上げるに至るまでに経験した、壮絶な戦いがあります。

その戦いは人生においても最も印象的なものとなっています。

それは!

『台風の中、茨城~奈良までママチャリで行った話』です。

今からこのブログにその壮絶な戦いの記録を綴っていきたいと思います。

たぶん結構長編になると思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

実家が奈良で勤務先の茨城から台風の中、10月17日~22日の6日間、ママチャリで帰ってくるというあほな話です。

1.思い切った決断

私は一年間、栃木と茨城の県境にある、とある工場で働いていました。

仕事は充実しており、工場内の様々な人と関わり、共に課題を解決していくようなお仕事を任されていました。

しかし、そんな中でずっと頭に引っかかっていたことがあったのです。

それが『科学』です。

大学院まで生物の勉強をしてきたにも関わらず、一切その知識も技術も使わない仕事であったので、自分の中にわだかまりがあったのです。

『科学』にかかわるお仕事がしたい!!

しばらく仕事を続けていましたが、思いが溢れてきたため、あるタイミングをきっかけに工場長に辞めさせていただくお願いをしました。

迷惑をかけることは承知でしたし、なんなら叱っていただく覚悟もしていました。

しかし、「残ってほしいが、君の人生だから止めることはできない。お互いに幸せになろう。」とすんなり受け入れてくださったのです。

なんということでしょう。

その結果、身勝手な私の退職にも関わらず、背中を押される形での退職をさせていただきました。

工場には1年しかおらず、皆さんには甘いと思われるかもしれません。

おそらく間違いないです。

しかし、本当につらい時期もあり、工場の方々と支えあいながら乗り越えたつもりです。

たった一年、されど一年、本当に濃い一年となりました。

いつか恩返しができるように、これからの日々努力をしてまいりたいと思います。

この場を借りて、工場でお世話になった方々に御礼を申し上げます。

本当にありがとうございました。

2.旅立ち

10月17日、ついに奈良へと旅立つ時がやってきました。

そんな中、ニュースは台風が接近しているという話題で持ちきりに。

それもそのはず!

皆様の記憶にも新しいであろう台風21号が日本列島へと迫っていたのです。

台風の恐ろしさを身をもって体験するとも思っていなかった私は、朝8時、ママチャリに股をかけるのです。

本当に台風をなめていました。

そもそもなぜ、ママチャリで茨城~奈良まで行くという、無謀なことをしようと思ったのか?

正直、私にもわかりません(笑)

以前、ママチャリで大阪の堺市から琵琶湖を一周(だいたい300キロ)して、帰ってきたことがあったのでいける!!余裕だろ!!と思ってました。

東京大阪間はたったの2倍600キロです。

本当にどうしようもないあほだと自分でも思います。

あとはただただ、大学時代から関東~関西は自転車で行ってみたいと思っていたのです。

そして出発の前夜、家具や家電はすべて後輩に託していたので、私の家はすっからかんで鍵も会社に返却していました。

そのため、泊まる宿もなかったのですが、ありがたいことに勤めている間、一番お世話になった先輩が泊めてくれたのです。

いつも甘えてばかりでした。

夜、先輩の家でどのようなルートで帰るのか説明していた時、台風の雨をどうやってしのぐかの話題となりました。

私はディズニーランドで手に入れた背中にミッキーの笑顔がプリントがされている非常に簡易的な雨がっぱで雨をしのごうと考えていました。

しかし、私の身を心配した先輩が「いや、さすがにそれは死ぬぞ。」と言って、ただでさえ泊めてくださっているのも関わらず、後に私の命を救うことになる最強装備イージスを与えてくださったのです。

イージスとは先輩がワークマンで購入したスキーウェアさながらの雨、寒さ、すべての悪をしのぐ防寒具です。

この旅では最後まで登場します。

今思えば私のなんという無謀さ、、本当に先輩に感謝です。

次の日、朝8時。。。。。

すでに寒くなりかけていた10月の秋空の下、先輩は会社へと、私はイージスを装備し奈良へと旅立ったのです。

3.最初の目的地千葉へ

まず、初めの目的地として千葉の友達の家に行くと決めていました。

本来、奈良へ向かうにあたり、千葉を経由ることは非常に遠回りになるのですが、どうしても会社の同期で一番仲の良かった友達の一人に、帰る前に会っておきたかったのです。

茨城から千葉へのルートはほとんど下り坂で、まったく苦になりませんでした。

途中少し雨が降ることもありましたが、私にはイージスがあったのでノーダメージです。

昼も食べずにひたすらこぎ続けること79キロ6時間。

2時ごろに目的地の友達の家へと到着しました。

自転車が好きで乗り回している方々は、遅すぎ!時間かかりすぎやろと思うかもしれません。

言い訳をさせてください。

まず、ママチャリであるということ、連泊のため大量の荷物を持っているということ、普段からの通勤および買い物でしか自転車に乗っていないということ、以上のことからこれくらいかかってしまいました。

まだまだ先は長すぎるので、初日から無理し過ぎずにいかせてもらいました。

着いたのはいいですが、友達は仕事中、約束ではポストに鍵を入れてくれているということでした。

そして、ポストに向かうとなんと大量のちらしをもったズボンが破けているおじさんが立っているではないですか!

誰なんだ!!

5分ほど待ってもポストから離れる気配がなかったため、しびれを切らした私。

あたかも自分のポストかのように振る舞い、苦戦しながらもダイヤル式のポストを開けました。

やっとゆっくりできると思っていたのですが、なんということでしょう!!

か、かぎがない!!!???

普通に焦りました。

すぐさま私は友達に連絡します。

しかし、もちろん友達は仕事中、すぐには返事はないだろうと思い、お腹も携帯の充電も空っぽだったので近くのマクドナルドに行くことにしました。

まさか、あのおっさんが?いやそんなわけがないかと思いながら、ビックマックをほおばること1時間!

返信はありません。

ノーダメージとはいえ雨にもうたれ、汗にもまみれた体どうにかしたかった私は、銭湯を探すことに。

なんと近くに銭湯があるではないですか!

丁度その時、友達から返信が!

「鍵入れんの忘れてたわ!近くに銭湯あるからゆっくりしといて」

泊まらせてもらうので鍵のことは何も言えるわけもなく。

とりあえず、「いや、今自分でみつけたとこやん!」と関西人なので突っ込みをいれ、
すぐさまマクドナルドを後にして銭湯に向かうのでした。

とりあえず、鍵がおっさんに盗られていなくてよかったと思いながら。

4.疲れを癒す天国の湯

銭湯は言わずもがな私の疲れた体を癒してくれました。

まだ初日で79キロしかこいでいなかったので、お尻はほとんど痛くなく、足も全然大丈夫です。

しかし、これからのまだまだ道のりは長く、私にとっては未知領域です。

そのため、念入りに自らをマッサージしておきました。

安心してください。お尻はマッサージしていません!

足だけですよ!

銭湯からあがると友達から連絡が来ており、鍵を一旦渡しにきてくれるとのことでした。

急いで友達の家に戻ると、ナイスタイミング!

ちょうど友達もいました。

私は鍵を受け取り、友達の家へ、友達は事務所へと戻りました。

もう6時前だったので社会人って大変だなと思いつつ、何もやることが無かった私はとりあえず友達がかえってくるまで寝ることにしました。

爆睡すること2時間、、、

友達からラーメン屋に8時半に来てくれという連絡がありました。

寝起きでめんどくさいなと思いながら、重い体を起こして、私はラーメン屋に向かうのでした。

5.染みわたる鶏白湯スープ

ラーメン屋につくと丁度お菓子を山のようにもった友達が!

なんと私にくれるという。

ありがたい!ただ、荷物が、、、

ママチャリにはもう乗せきれないほどの荷物と、背中には重いリュックがあったため苦笑い。

今はそんなことよりラーメンを!!

お菓子のことは後で考えることにします。

ラーメンは私の大好きな鶏白湯ではないですか!

友達いわく、うまいということだったので、気体を膨らませ店内へ。

8時半と時間がおそかったため、お客さんは1組しかおらず、店内は静かでした。

店の名物の鶏白湯ラーメンを注文!

まずはスープから!

なんと旨い!疲れた体にしみわたる鶏!

幸せをかみしめるのでした。

友達の仕事の近況を聞き、会社を身勝手な理由で去ることになった私は、申し訳ないと思いながらもエールを送りました。

友達は仕事を楽しみながら頑張っているので安心しました。

家に戻り、種のポップコーンをはじけさせ、腹いっぱいに食べ、語り合い、次の日へと時間は過ぎていくのでした。

突然ポップコーンが出てきましたが、私が大好きだったので旅のお供として種を1キロ持っていました。

研修時代も同期と共にはじけさせたのです。

それがあるから荷物が重いんだろ!と言われても(笑)

好きなものは好きなんだ!

つづく↓