大阪市立科学館はどんなところ?サイエンスショーやプラネタリウム!

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大阪市立博物館へ行ってまいりました!

御堂筋線の淀屋橋駅7号出口から川沿いの道を歩くこと徒歩12、3分くらいで行けます。

また、四つ橋線肥後橋駅、JR大阪環状線福島駅、阪神福島駅、京阪渡辺橋駅からも徒歩で行くことが可能です。

その中でも一番近いのは京阪渡辺橋となっています。

個人的には、御堂筋線なら乗り換えが少なく済むので、淀屋橋駅を利用しているわけです。

ここ、大阪市立科学館には、何度きてもわくわくが止まらないんですよね。

大人でも勉強になるような展示ばかりであり、いつもここで勉強させてもらっています。

今回の訪問は2時から5時の3時間しか時間がなかったため、サイエンスショーとプラネタリウムの観覧がメインとなりました。

展示が魅力的すぎて3時間では、1フロアも回ることができません。

こればかりは人によりますが(笑)

しかし、サイエンスショーは30分程度、プラネタリウムも45分程度ありますので、しっかりと展示場まで観覧する場合は1日使った方が良いと思います。

1.観覧料・簡単なフロアごとの説明

大阪市立科学館には、展示場とプラネタリウムが分かれています。

そのため、どちらか一方での利用も可能なわけです。

入館料は以下の通りです。

展示場の入館料

大人:400円
高校・大学生:350円
中学生以下:無料

※展示場のチケットは1日有効であるため、途中でプラネタリウムを観に行くことが可能です。

プラネタリウムの観覧料

大人:600円
高校・大学生:450円
中学生以下:300円

このように大人が両方楽しんでも1000円で1日過ごすことができる施設となっております。

簡単に大阪市立科学館の展示を説明していきます。

地下1階

入場券は1階ではなく、一つ下りたここのフロアで購入します。

そして、エレベーターで一気に4階の展示室へ!

上から下へ見ていくという流れとなります。

4階 宇宙とその発見

宇宙についての展示や、ニュートリノや放射線、人工衛星についてなど、宇宙のことを多く学べます。

さらに、宇宙のことだけでなく、磁力や遠心力などを実際に体験しながら、学べるのが子供たちにも嬉しい所ですよね。

3階 身近に化学 サイエンスショー

鉱物や匂いについて学ぶことができます。

ここの階の奥には、科学系の図書を読むことができるスペースがあります。

最新の科学誌だけでなく、子供向けの科学雑誌も充実しているので、何時間でも居れちゃうわけです!

さらにその奥では、サイエンスショーがおこなわれています。

2階 おやこで科学

ここでは親子で遊びながら学べる道具が山ほど揃っています。

たくさんある鏡は特に面白いかもしれません。

インスタばえしそうです(笑)

1階 電気とエネルギー

実際に体を張って電気を起こす体験ができます。

もし、私たちが使用している電気を人力で起こしていたら、大変なことになっていたはずです。

ぜひ、電気を発電しに行ってみてください。

展示はここで終了となります。

出たところには小さいですがミュージアムショップがあります。

ショップでは、大阪市立科学館のオリジナル商品も買うことができます。

例えば⇩この冊子はなんと100円という激安です。

2.サイエンスショー 『虹でじっけん、光のせいかい』

一日に何度も行われているサイエンスショーですが、今回は15時からの『虹でじっけん、光のせいかい』を観覧しました。

小学生などの小さなお子様向けのサイエンスショーでしたが、なかなか見ごたえがありました。

しかし、現象の結果のみの実演であり、なぜそうなるかの説明や、質問タイムが無かったのが少し残念でした。

サイエンスショーを見てからや、見た後にこのブログを読めば、理解はさらに深まると思われます!

まぁ小学生にはすごい!きれいで十分なのかもしれません。

サイエンスショーでは、この虹みえ~る(回折格子)⇩を使用し、色を視覚的にとらえて進行していきます。

こちらはサイエンスショーではもらえませんが、1階のサイエンスショップで100円で購入することができます。

これはお買い得ですね!

この回折格子は規則正しい細かい凹凸が光の波長を分けて見せてくれているのです。

光は回析格子にやってくると、その波長によって決まった角度に回析します。

なぜこのようなことが起きるのかといいますと、光は波の性質を持つためです。

結果として、虹みえ~るを使えば、私たちには白く見えている光も、その中に隠れている色の光に分かれて見えてくれることになるのです。

身近なもので言うと、CDは虹色ですよね!

CDはこれと同じ原理で虹色に見えています。

ショーでは、白熱球、蛍光灯、LEDをこの虹みえ~るで観察し、その違いを確かめていきます。

虹みえ~るで見れば、その違いが一目瞭然なのが面白い所です。

そして、最後に『フラウンホーファー線』の紹介がされていました。

もちろんショーではその名称も現象の理由も説明されていませんでしたけれど。

太陽の光を回析格子で見ると、一部見えない波長の光があるのです。

※実際に虹みえ~るではみてはいけません。

見えないということは、そこだけが黒くなっているので、黒い線になっているということです。

この黒い線こそがフラウンホーファー線なのです!

フラウンホーファー線を見れば太陽の持つ元素が分かるというわけですが、どういうことか説明していきます。

ナトリウムを燃やすと何色になるかご存知でしょうか?

実はオレンジ色の光を放ちます。

では、なぜナトリウムは光るのでしょうか?

ナトリウム原子に熱がやってくると、当然エネルギーが大きくなります。

これを『励起』と呼びます。

しかし、この状態のままキープできるわけでなく、エネルギーを失っていきます。

落ち着いた状態である『基底状態』へと戻るわけです。

この励起から基底状態へ戻る時には、エネルギーの差がうまれますよね?

このエネルギーの差が光となっているわけです。

なんと、太陽からの光にはこのオレンジ色の光がありません。

なぜなら太陽の近くにはナトリウムが多く存在するからです!

基底状態の原子はその原子が放つ光の波長がやってくると、それを吸収する性質があるのです。

つまり、ナトリウムがあると、放つ光と同じ光を吸収してしまうことになるんですね。

そのせいで、このフラウンホーファー線が見えるというわけです。

このフラウンホーファー線を詳しく調べることで、実際にはいけない太陽の状態を観測することができるのです!

すごいですね!

蛍光灯も励起から基底状態になることを利用して光っているので、ぜひ⇩の記事を合わせて読んでみて下さい。

蛍光灯と白熱球の違い?光る仕組みを簡単に解説!

3.プラネタリウム 『ブラックホール合体!重力波』

『ブラックホール合体!重力波』を観覧しました。

前半は大阪の夜空を眺めながら、星座を楽しみます。

語り手の方のダジャレがさえわたっていました(笑)

そのおかげでお話がすぐに入ってきます。

そんなプラネタリウムですが、何度経験しても感動する場面があります!

それは、町明かりを消して、しばらく目をつぶった後、目を開いた時です。

目の前には普段目にすることができない無数の星たちが空にちりばめられています。

この体験は何度経験しても感動してしまいます。

プラネタリウムは偽物の星だとわかっているんですが、星は本当に美しいですよね。

町の明かりは私たちの生活を豊かにしてくれたわけですが、夜空から星たちを奪い去ってしまいました。

しかし、プラネタリウムでは簡単にその感動を味わえるわけです。

たまには皆さんも非日常を味わってはどうでしょうか?

そして、後半はノーベル物理学賞を受賞した重力波の研究についての解説を、聞くことができました。

ユーモア溢れる語り手の方の解説で、本当に理解しやすかったです。

重力波の音や、その観測方法。

また、アインシュタインの偉大さを再確認できる演目でした。

アインシュタインって賢すぎるでしょ!

ぜひ、みなさんもプラネタリウムに行ってみてください!

気分がすっきりするはずです。

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