光化学スモッグとは?なぜ発生するのか?

2018年9月10日

夏、ニュースを見ていると良く耳にする言葉があると思います。

『光化学スモッグ注意報』です。

日差しの強い暑い日に、良く発令されますよね。

外で遊ぶ子供たちは特に注意しなければいけません。

では、この光化学スモッグとは一体なんなのでしょうか?

光化学スモッグとは、オゾンやアルデヒドなどの気体と、硝酸塩や硫酸塩などの個体が混合して、スモッグのようになることです。

いったいなぜ、光化学スモッグは発生してしまうのでしょうか?

その原因は工場や自動車から排出されるガスで、大気汚染の一種となっています。

主に発生するオゾンの影響が強く、光化学スモッグは目やのどの痛み、さらには頭痛やめまい、酷い時には、呼吸困難や嘔吐までも引き起こしてしまうのです。

注意方が発令された場合、十分に気を付けなければいけないですね!

今回はそんな光化学スモッグについて説明していきたいと思います。

1.光化学オキシダント

自動車や工場から排出される排気ガスには窒素酸化物や炭化水素が含まれています。

そして、窒素酸化物や炭水化物は太陽からの紫外線によって、光化学反応を起こしオゾンやアルデヒドなどが発生するのです。

このように発生したオゾンやアルデヒドなどの酸化性物質は、『光化学オキシダント』と呼ばれています。

では、具体的に光化学オキシダントであるオゾンはどのように発生するのでしょうか?

工場や自動車から排出されるガスの窒素化合物の多くは一酸化窒素です。

この一酸化窒素は大気中で酸化され、二酸化窒素となります。

しかし、紫外線を浴びることで、酸素原子と一酸化窒素に分解されてしまいます。

これが光化学反応です。

そして、この時にできた酸素原子が酸素分子と結びつき、オゾンとなるのです。

こうしてオゾンはできるわけですね。

さらには、排気ガスに含まれる炭化水素はこの反応を加速させ、一酸化窒素は再び二酸化窒素に戻り、オゾンがどんどんできていくことになります。

このような反応が起きることで、毒性を持つオゾンなどの光化学オキシダントが生成され、光化学スモッグになってしまうわけですね!

オゾンは、はるか上空にあってくれればオゾン層として私たちを紫外線から守ってくれていますが、地上付近に発生してしまうと、人に害を及ぼすことになってしまうのです。

オゾン層については⇩

オゾン層とはなにか?私たちを紫外線から救ってくれている!?

また、光化学スモッグは上記のように紫外線による光化学反応によって反応が進みます。

そのため、夏の日差しが強い日に発生しやすいということになります。

風が強ければ分散してくれますが、風が無いとスモッグは留まってしまい、被害を出すことになってしまうのです。

2.光化学スモッグが引き起こす症状

光化学スモッグが発生している所で過ごしてしまうと、以下のような症状が出てしまいます。

軽症

目の痛み、涙が出る、皮膚が赤くなる、喉が痛くなる

重症

呼吸困難、嘔吐、意識障害

このような症状を引き起こす可能性があります。

もし、気になるのであればすぐに室内へ行き、安静にした方が良いです。

また、重症の場合にはすぐに病院にいきましょう。

1970年には都内で5000人以上が被害を訴える大問題となりました。

現在では光化学スモッグの被害は減少していますが、他国からの影響を受けてしまう都市も中にはあります。

気象庁から光化学スモッグの注意報が出されれば、外出は控え、窓を閉め、部屋の空気を清浄し、おとなしくすることが一番の対処法となります。

気を付けなければいけませんね!

3.さいごに

光化学スモッグは人への影響だけではありません。

オゾンは植物の葉に白斑や褐班を生じさせたり、最悪、枯れてしまうこともあるのです。

人だけではなく植物や動物にも害を与えてしまうことを忘れてはいけませんね。