立派なコガネグモを発見 その生態について

生き物の科学

先日、スーパーの帰り道、衝撃的に大きくて立派な「コガネグモ」を見つけたので、記事にしようと思います。

小雨の降る中、黄色と黒の縞模様に円形に近い綺麗な円網、恐れるものは何もないと言わんばかりに彼女は堂々と中心にいました。

こんなにも目立つのに鳥に襲われないか?ととても疑問に思いましたが、天敵から生き抜いてここまで大きく成長してきたのでしょう。

1.巣の模様

美しい巣にはジグザクの模様がついており、これは『白帯』と言われています。この模様を作る糸はたて糸と横糸とも性質が違っており、紫外線を中心に良く光を反射します。

そのため、餌の昆虫を花と間違えさせておびき寄せる、また、飛んでくる鳥がぶつからないような目印となり、巣を壊すのを防ぐ働きがあると考えられていますが、実はまだその役割はくわしくわかってはいません。

蜘蛛の餌となるのはカメムシやトンボ、蝶や蜂などであり、網に捕まったらもう逃げることはできず、糸でぐるぐる巻きにされて捕食されます。

2.雄と雌

コガネグモはクモ目コガネグモ科に属しており、雌の体長は20~30 mmほどといわれていますが、私がみつけた彼女は50 mmを優に超えていたように思います。

雌はとても大きくて美しい色をしていますが、雄は茶色でサイズも雌の1/5程度しかないということも特徴的なところです。

そんな雄は成熟すると子孫を残すために雌に近づきます。自分よりも遥かに大きな雌。気を抜けばひとたまりもありません。命がけのアピール。

まず、雌の網の端の枠糸に足をかけ、糸に振動を与えることで雌の機嫌をうかがいます。そうしたのちに雌に近づき、交接を行うのです。

無事交接を終えると雌は卵を産み、糸でくるんだ卵嚢にして網の片隅にぶら下げます。

幼体は秋に孵化し、糸を空中へと放り出し、風に乗って飛んでいくのです。これはバルーニングと言われており、いろんな蜘蛛がこの技を使います。中には成長してから使うものもおり、蜘蛛が様々な場所で繁栄しているのもこの技があってこそでしょう。

ただ、バルーニングは運任せ。どこに着陸するかは決めることができないので、降りた場所が適している場所であればその場所に住み着き、そうでなければ何度もそれを繰り返すのです。

そして、子孫を残した成虫はというと、秋にはその役目を終えて死んでしまいます。

3.さいごに

ジョウログモと並び有名なコガネグモですが、近年、その個体数は減ってきているそうです。たくさんいる場所は自然がまだまだ豊かなところなのでしょう。

身近な生き物たちであってもわかっていないことはたくさんあります。もしかすると大きな発見が転がっているかもしれませんよ。

皆様もコガネグモを見つけに行ってはいかがでしょうか?

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