サンタさんは大丈夫?どうして乗り物酔いになるの?

2018年9月10日身体の科学

クリスマスイブということで乗り物酔いと無理やりサンタさんを繋げてみました。

サンタさんは今夜、世界中の子供たちにプレゼントを配りにいきます。

もちろんそれは、トナカイが引いているソリに乗ってですよね。

車や飛行機に乗ってやってきては欲しくないですよね。

しかも車や飛行機に乗ってしまうと、そのスピードじゃ世界中の子供たちにプレゼントを渡せません。

物理学的にはあり得ないようなスピードを出せるトナカイと、それに耐えれるソリに乗らなければ世界中の子供たちには到底プレゼントは配り切ることはできないのです。

そして、世界中の子供たちにプレゼントを配るということは、なんといってもそのスピードから襲い掛かる重力に、耐えられる肉体を持ったサンタさんだからこそなせる業です。

しかし、そんなスピードを地球上で出せば、地球が滅んでしまいますが、、、

前に物理学者が真剣にサンタさんを検証する動画がありました⇩

でもそんな物理的なことはきっとサンタさんが何とかしてくれているのでしょう!

もしくはサンタさんは沢山いるのかも、、、、

とにかくそんなサンタさんですが、ソリに乗って酔うことはないのでしょうか?

船や車などに乗ると、酔ってしまう人がいます。

サンタさんがソリに乗ることで受ける揺れは想像もつきません。

襲い掛かる重力には何らかの方法で耐えられると仮定し、私たちがサンタさんのソリに乗せてもらうことになれば、ソリ酔いで耐えることができない苦痛に襲われるはずです。

きっとサンタさんの三半規管はとてつもなく、鍛え上げられているので大丈夫なんでしょう。

もはや理論が無茶苦茶すぎて科学とは言えません。

無理やりクリスマスだからって持ってきたサンタさんはとりあえず置いておきましょう。

なぜ、私たちは車や船に乗ると酔ってしまうことがあるのでしょうか?

できることなら酔いたくはないですよね。

この乗り物酔いには大きく耳にある平衡感覚を保つ器官が、大きく関わっているとされています。

まずはその耳にある器官の説明からさせていただきます。

1.三半規管と耳石器

私たちは耳の奥にある器官によって平衡感覚を保っています。

その器官の1つが『三半規管』です。

三半規管の名前の由来ですが、チューブ状の半規管が3つあるので三半規管と呼ばれているのです。

また、この半規管はそれぞれが違った向きに約90度で傾いています。

このように違った方向に3つあることで、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のような3次元で動きを感じることができています。

では、なぜ動きを感じ取ることができるのでしょうか?

この半規管の中には『リンパ液』という液体が入っています。

このリンパ液の動きを感知することができる細胞(有毛細胞)が、情報を脳へと伝えているのです。

つまり、三半規管のそれぞれに入っている液体の動きで、私たちは平衡感覚を感じることができていたんですね!

そして、耳には平衡感覚をつかさどるもう一つ大事な器官があります。

それが『耳石器』です。

この耳石器は三半規管の手前にあり、直線方向の動きを感知しています。

直進方向の動きとはつまり、前に進んだり、後ろにさがったり、上に上がったり、下に落ちたりということです。

ではこの耳石器はどのようにして直線方向の動きを感じているのでしょうか?

この耳石器には名前の通り液体ではなく、炭酸カルシウムの結晶が入っています。

その結晶の動きを同じく細胞が感じ取ることで、脳に情報を伝えているというわけです。

このように耳にある器官のおかげで私たちは、平衡感覚を得ることができていたんですね!

では、なぜこの耳の器官と乗り物酔いが関係しているのでしょうか?

2.どうして乗り物酔いになるの?

多くの方が船や車に乗ると乗り物酔いになってしまいます。

それはいったいなぜなんでしょうか?

乗り物に乗っていると私たちには予期せぬ動きが加わります。

突然動き出したり、止まったり、曲がったりなどの不規則な動きです。

自分で動いているわけではないですもんね!

そして、このような予期していなかったり、不規則な動きが耳の器官に伝わると、もちろんその情報は脳へと伝えられます。

耳から来たこの情報と、目で見ている情報が違うとおかしくなってしまうのです。

おかしいな、目で見ているものと耳が感じているものは違うぞ!

その結果、ストレスを感じてしまい自律神経が乱れてしまうのです。

自律神経が乱れてしまうと、軽い症状では、めまいやあくびが出るなどで済みますが、症状が悪化した場合には吐いてしまうこともあるのです。

つまり、乗り物酔いとはこういうことですよね。

乗り物に乗った時、不規則であったり予期せぬ動きが体には加わります。

その結果、脳に伝わってきた情報が目で見ているものとは違い、ストレスを感じてしまう。

ストレスのせいで自律神経が乱れてしまうので、体調に影響が出てくる!

かなり長くなってしまいましたが、とにかく目と耳の情報のズレによるストレスが原因です。

乗り物酔いは普段からストレスを感じやすい人であったり、体調が良くなければなりやすいのも納得がいきますよね。

乗り物酔いしやすい人はおそらく繊細なのでしょう。

また、運転手が酔いにくいのは目で見ているものと、揺れなどの動きがマッチしているからであると考えられます。

自分でこう揺れるとか、止まるとかが分かっていれば、目と耳で感じる情報には差がありませんよね。

酔いにくい人でも本やスマホを見ていると酔ってしまうことがあると思います。

これは、本や画面に目がいっているため、普通に乗っているよりも動きを予想できないからだと考えられます。

ストレスに耐性が強い人は大丈夫そうです。

この他にも乗り物酔いには様々な要因が挙げられます。

なぜなら乗り物酔いは自律神経の乱れなので、ストレスになるものは全て要因とされてしまうのです。

例えば、温度や湿度、においなんかも要因になってきます。

このように乗り物酔いにはたくさんの要因が存在しています。

そのため、乗り物酔いが完全に解明されていないのも現状なのです。

3.酔い止め

世の中には乗り物酔いを防ぐ薬も多く販売されています。

どのようにして乗り物酔いを食い止めてくれているのでしょうか?

このような船酔いの薬には、自律神経を安定させてくれる作用があるのです。

自律神経を安定させるので、吐き気も抑えられます。

また、中には胃の粘膜へと働きかけ、さらに吐き気を抑えてくれる薬なんかもあります。

薬を飲んでいるから大丈夫!

そういう気持ち的なものも影響しているとも考えられます。

乗り物酔いを軽減させるのは薬だけではありません。

三半規管を鍛えれば乗り物酔いも軽減されるとされているのです。

後ろ向きで歩いてみたり、マット運動やブランコなんかでも鍛えることができます。

ぜひ乗り物酔いを克服するために、前転や後転、公園にブランコをしにいってください!(笑)

また、乗り物酔いは体調にも影響しています。

つまり、しっかりとした睡眠と食事が大事であることは間違いありません。

乗り物に乗った時にはスマホや本を見るのではなく、外の景色を見ることも大切なのです。

さらには、乗り物は乗り続けることで酔いも軽減されていきます。

乗っている時間が長かったり、何回も乗っているうちに酔わなくなるということです。

ただ、乗り物酔いは個人差が大きいので、難しいところではあると思います。

4.さいごに

サンタさんはいつごろかわからない遥か昔から、子供たちに毎年毎年プレゼントを運んでいます。

つまり、ソリによる揺れやスピードにも慣れてしまったのでしょう。

そしてなにより、サンタさんは自分でたずなを握っているので、乗り物酔いは大丈夫そうですよね。

乗せてもらっても私たちは、その揺れやスピードには耐えられそうにありません。

プレゼント配りはサンタさんに任せるのがよさそうです。